【 アトリエ倭のおもちゃと木 】 | |
アトリエ倭のおもちゃは、すべて無垢の木を使って作られています。 私達は、木が大好きです。木の気持ち良さを子供達にも感じて欲しい…と想いを込めて 1つ1つやすりで磨きあげています。 木には木目があり、同じものは世界中探しても、どこにもありません。 たとえば『きぐみ』というおもちゃがあります。このおもちゃは大工さんが使う、木をつなぐ技をパズルにしたものです。 その組んであるブロックを良く見ていただくと、木目がつながっているのが分かると思います。 これは私達が加工する時に、木を切った順番にしるしをつけて組み合わせるともとの木の状態に戻るように作っているからです。 子供が木目が繋がっている事に気付くのはずっと先かも知れません。 でも、それに気付いた時『このしましまって木の模様なの?』と『木目』というものの存在をより強く感じてくれると思います。 木は自然のものです。人間がいくらそっくりに描いても自然の美しさにはかないません。 そんな自然を大切に想うきっかけになればいいなと想いながらおもちゃを作っています。 また、木は呼吸しています。こんな話しは良く聞くと思いますが本当の事です。 空気と一緒に水分を吸ったり吐いたりして、太ったり痩せたりします。 たとえば『くで』というおもちゃがあります。 このおもちゃは、障子の桟などを組む時の技をもとにした、板状のブロックです。 板に切り込みが入っていて、切り込み同士を組むとどんどん立体が出来ていきます。 このおもちゃは木が呼吸しているのがとても分かるおもちゃです。 水分を吸った日は、組むのがかたくなりお天気が続くと、やせてスカスカになります。 痩せてしまった時はお水が入った器にひたして、表面の水分をそっとふいてあげてください。(人間のお風呂と一緒です) そうして少し休ませてあげれば元気になり、また一緒に遊べます。 でも雨の日が続いてかたくて組めない時は…他の遊びを考えてみましょう。 たとえば、1直線に立ててドミノができるかもしれません。 裏表で色が違うので、6×6のマスでオセロも出来ちゃいます。 指でピンッと弾いておはじきも出来そうです。 そんな風にお天気と相談しながら『今日はどんな遊びをしようかな?』 と、自分で遊びを色々考えられるのも、木のおもちゃの特徴だと思います。 |